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濃茶付花月之式 風炉 [お稽古]

五月が丘裏千家茶道教室 
西区民文化センター裏千家茶道教室

20221022
落合先生のご自宅にて
お茶のお稽古でした。

玄関で
いつものごとく
手を消毒して
熱を計ります。

IMG_1894.JPG

お花は
藤娘(フジムスメ)ホトトギス
野紺菊(ノコンギク)
鎌柄(カマツカ)

鎌柄って
こんなカワイイ実をつけるんですね。

IMG_1895 - コピー.JPG

床には
「喫茶去」
(きっさこ)

直訳すると
「お茶を飲んで去りなさい。」
(出直してきなさい。)

ですが

「去」を強調の助詞と解釈すると
「まぁ、お茶でもお飲みください。」

となるとか。

唐の禅僧・趙州禅師(じょうしゅうぜんじ)が
初めて来た人にも
以前にも来たことがある人にも
寺で働く人にも
「喫茶去」
と言われたそうな。

誰に対しても
分け隔て無く
「まぁ、お茶でもどうぞ」

言われたら
嬉しいですよね。

言えるようにならなきゃ。

と思いました。

IMG_1896.JPG

そして
お花は
秋明菊(シュウメイギク)

IMG_1898.JPG

こちらの床には
「万里無片雲」
(ばんり へんうん なし)

雲ひとつ無く晴れ渡った青空

空(くう)に徹した悟りの境地

深呼吸しました。

IMG_1900.JPG

お花は
ホトトギス
野紺菊(ノコンギク)
紀伊上臈杜鵑(キイジョウロウホトトギス)

煤竹の花入が素敵です♡

IMG_1899.JPG

さて
この日の
ご菓銘は「走り蕎麦」
ご製は多津瀬さんです。

IMG_1902.JPG

さてさて
お稽古したのは
「濃茶付花月之式」

濃茶の後に
薄茶三服点てとなります。

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付ものなので
亭主は正客に
「折据、お回しを」
と挨拶します。

札を見て
「月」「花」
と名乗ります。

IMG_1905.JPG

「月」の札を引いた人が
濃茶を点てます。

「月」が
建水を持って立つと
同時に
「月」より下座の人は
繰り上がります。

IMG_1906.JPG

柄杓を引いて総礼

IMG_1907.JPG

「月」は
濃茶を点てて定座に出すと
一緒に順服するため
すぐに
仮座に入ります。

IMG_1909.JPG

「初花」は
点前座に座ると
札を棚に置いて

先ず
棗を清めます。

IMG_1912.JPG

そして
さきに
「月」がこすすぎしてくれているので
茶碗を少し手前に引き(忘れずに)
茶碗に湯を入れ
さっと捨てます。
(濃茶薄茶は先回し)

IMG_1913.JPG


私が「二の花」で
茶入と棗の
置き換えをし

あっという間の
「仕舞花」です

今回
正客が「仕舞花」になりました。

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花月では
「四客」さんは大変です。

折据を「仕舞花」に運び
また
回収に行きます。

IMG_1917.JPG

茶碗が戻って
総礼
の後の座替わりです。

IMG_1918.JPG

「濃茶付花月之式」には
道具の拝見があります。

正客が「仕舞花」なので
次客が
拝見を所望します。

IMG_1924.JPG

「仕舞花」は 柄杓・蓋置
棗を荘り
建水を持って5歩下がります。

IMG_1930.JPG

正客が「仕舞花」のときは
次客が
お道具の取り次ぎをします。

IMG_1933.JPG

亭主が
道具を取りに出て
総礼
亭主が立つと同時に
連客は八畳に下がります。

IMG_1936.JPG


今日も楽しいお稽古でした。

ついつい
お話しながらのお稽古になってしまうので(笑)
黙ってお稽古するお稽古をしました(笑)

出来たかな??(笑)








利休百首

いにしへは
夜会などには 床の内
掛物花はなし とこそきけ


利休以前には
夜会の時には
花も掛物も無かったそうです。

薄暗い灯では
小さな文字は見えず
花の影も煩わしいから。
とのこと。

利休以後は
大きな文字の掛物を選ぶとか
小さな文字の掛物は
手燭を持って
床に上がることが許される。

とかで
掛物を掛け

花は白い花なら
生けても良い事に
なったそうです。

なんだかんだ
全ては
お客さまの立場になって
なされたことのように
思います。

私は
薄暗いの大好きなので
手燭で掛物の字を読むのに
憧れます。






今日の空さま

たまにする
スフィンクス座り。

テレビを見てます。
動物もの
特に猫さんが出ると
テレビにくいつきます (^^)

IMG_1606.JPG









五月が丘裏千家茶道教室
 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
 落合聿次(宗宇)自宅 
 水曜日  10:00~20:30 月3回稽古
 土曜日  10:00~17:00 月3回稽古


西区民文化センター裏千家茶道教室
 広島市西区横河新町6-1
 西区民文化センター 3階和室
 木曜日  15:00~20:30 月3回稽古


《月 謝》  
  月  額 : 6,500円
       (月2回稽古、月1回稽古)と指導者コース・初心者コースは別途相談
  水屋料 : 1,500円

《講師紹介》
落合先生2.jpg落合 宗宇 (茶道裏千家名誉師範)
うお座 O型
お茶は好きですが作法がどうも、と良く聞きますが習い始めると楽しいものです。
初心者の方、男女を問わず歓迎します。茶道の基礎からお茶席やお茶事の体験もできる講座です。
茶道指導者(七事式)コースもあります。お気軽にご相談ください。



《申し込み・お問い合わせ先》
 落合聿次(宗宇) 
  Tel.090-4579-5199 携帯
  Tel.082-941-1810 自宅
 〒731-5101 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号 
 E-mail: ochiai52@ms1.megaegg.ne.jp



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五行棚(ごぎょうだな)をフルコースで♡ [お稽古]

五月が丘裏千家茶道教室 
西区民文化センター裏千家茶道教室

20221015
落合先生のご自宅にて
お茶のお稽古でした。

玄関のお花は
秋明菊(シュウメイギク)
楚々として素敵です。

IMG_1765.JPG

こちら床には
心清百事佳
(こころ きよければ ひゃくじ よし)

本当にそうだと思います。
心清くありたいと思いますが
心乱れることばかりで
修行が足りませんぬ ( ᵕ_ᵕ̩̩ )

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お花は
秋丁字(アキチョウジ)
野菊(ノギク)
小葉の髄菜 (コバノズイナ)

秋丁字が
いい仕事してます!

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こちらの床には
秋の声

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お花は
吹上菊 (フキアゲギク)

野性味たっぷりです☆

IMG_1773.JPG

そして
玄関にもう一つ素敵な空間が。。。

背の高いのが 更科升麻(サラシナショウマ)
左の紫が
杜鵑草(ホトトギス)
後は
秋丁字(アキチョウジ)
小葉の髄菜 (コバノズイナ)
等、等、

こういうお花
憧れるなぁ~( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

IMG_1774.JPG

この日
お稽古の前に
Mさんが灰をしてくれました。
ありがとうございます(^^)

IMG_1771.JPG

そして
お稽古開始!!

五行棚は
五行説(五行思想)からきています。

棚の
風炉中の炭の
土風炉の
釜の
釜中の

木火土金水
(もつかどごんすい)

ここに
一つの宇宙が
形成されているんですね。

IMG_1778.JPG

さて
まずは初炭からです。

風炉の茶事の場合
懐石(食事)の後に初炭となります。

五行棚の初炭では
羽箒と香合は
地板の手前に
一文字に置きます。

そして
釜の蓋を閉めます。

IMG_1782.JPG

初掃きの後に
下火を直して
炭をつぎ

中掃きの後に
灰匙で
前土器の点前の灰を
月形に切り
五徳の爪の向こうに蒔きます。

IMG_1792.JPG

香合の拝見の挨拶に出たとき
棗を
棚の上に荘ります。

IMG_1805.JPG

初炭が終わって
菓子が出されます。
本日のご菓銘は
「榊餅」(さかきもち)
ご製は多津瀬さんです。

亭主
「どうぞお召し上がりの上、
腰掛待合へどうぞ」

正客
「準備が整いましたら、
お鳴り物でお知らせください。」

IMG_1825.JPG


銅鑼の音で席入り
濃茶点前が始まります。

IMG_1810.jpg

五行棚では
蓋置は地板の上
勝手付手前に置き
柄杓を一文字に横に引きます。

なので
蓋置の正面は、右(柄杓の柄)を向いています。

仕覆は
天板勝手付手前に置きます。

IMG_1811.jpg

そして
湯返しは、ありません!!

IMG_1818.JPG

そして
この後
私が後炭をさせていただきました。

そして
の後の薄茶点前。。。。

柄杓を
横一文字に置くのは
濃茶と一緒です。

IMG_1828.jpg

美味しくなあれ♬

IMG_1829.JPG

美味しくいただきます。

「もう一服いかがですか?」
「結構でございます。」

IMG_1830.png

お道具の拝見です。

IMG_1838.JPG


一通り終了ですが
お稽古ですから

ここで
後炭パート2(^^)v

後炭で
私が好きなところは
初炭で月形に切ったところを
藤灰で埋めるところ♡

緊張して
手が震えますけど(笑)

IMG_1857.JPG


釜を茶巾で
「つ」の字に清めるところ♡

清々しい気持ちになります。

IMG_1870.JPG

そして
〆の薄茶点前

IMG_1875.JPG

拝見無しです。

IMG_1880.JPG

ということで
この日も
楽しい楽しいお稽古でした。

五行棚も
一年に一回のお稽古です。

ちょっぴり
特殊で面白いお点前です。

いつか
五行棚で、お茶事が出来たら
最高ですね☆☆☆☆☆






利休百首

燈火に
油をばつがば 多くつげ
客にあかざる心得と知れ


昔のことですが

油皿に
たっぷり油をつぎ

お客さまに
ゆるゆると留まっていただく。

ということですね。

ゆるゆると寛いで
長居していただけたら
嬉しいですね。






今日の空さま

お気に入りの毛布が洗濯中なので
昼寝に使えず
不機嫌な空さまです(笑)

IMG_1887.jpg











五月が丘裏千家茶道教室
 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
 落合聿次(宗宇)自宅 
 水曜日  10:00~20:30 月3回稽古
 土曜日  10:00~17:00 月3回稽古


西区民文化センター裏千家茶道教室
 広島市西区横河新町6-1
 西区民文化センター 3階和室
 木曜日  15:00~20:30 月3回稽古


《月 謝》  
  月  額 : 6,500円
       (月2回稽古、月1回稽古)と指導者コース・初心者コースは別途相談
  水屋料 : 1,500円

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落合先生2.jpg落合 宗宇 (茶道裏千家名誉師範)
うお座 O型
お茶は好きですが作法がどうも、と良く聞きますが習い始めると楽しいものです。
初心者の方、男女を問わず歓迎します。茶道の基礎からお茶席やお茶事の体験もできる講座です。
茶道指導者(七事式)コースもあります。お気軽にご相談ください。



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 落合聿次(宗宇) 
  Tel.090-4579-5199 携帯
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茶箱 卯の花と月 [お稽古]

五月が丘裏千家茶道教室 
西区民文化センター裏千家茶道教室

20221008
落合先生のご自宅にて
お茶のお稽古でした。

玄関のお花は
藤袴(フジバカマ)

吹上菊 (フキアゲギク)

IMG_1641.JPG

そして
読書の秋ですね~♬

IMG_1643.JPG

床には
喫茶古
(きっさこ)

IMG_1646.JPG

ひさごの花入がステキです。
お花は
白杜鵑草(シロホトトギス)

エゾコヌカ

IMG_16461.jpg

こちらの床には
萬里無片雲
(ばんりへんうんなし)

IMG_1647 - コピー.JPG

お花は
杜鵑草(ホトトギス)

雁金草(カリガネソウ)

菊の花ですが
葉はアシズリノギクに似ていて
花は早咲き小菊のアリフクに似ていて。。。。
????
もっと
良く調べてみます。

IMG_1644.JPG

さて
この日のご菓銘は
「菊慈童」(きくじどう)
ご製は多津瀬さんです。

「菊慈童」の意味ですが
詳しくはネットで調べていただけたらと
思いますが。

超省略すると
偈を書いた菊の葉の露を
飲んだ美少年が
700年の後にも
美少年のまま
仙人になっていた。

とのことです。

菊は
葉も花も
不老長寿☆☆☆
ありがたい植物なのですね。

IMG_1649.JPG

さてさて
この日のお稽古は
「茶箱」でした。

「茶箱」はちょっと苦手ですが
お稽古を重ねて
少し好きになりました♡

私は「茶箱の月点前」を
お稽古していただきました。

Kさんは
「卯の花点前」のお稽古でした。

茶碗に茶筅を入れ
お湯を入れて

IMG_1653.JPG

暖めている間に
茶巾を畳みます。

IMG_1654.JPG

拝見は
蓋を開けて

IMG_1664.JPG

Bさんは
拝見無しの「月点前」です。

「月点前」は
小羽根で器据を清めます。

この所作が優雅で好きです。

IMG_1672.JPG

器据に
お道具を並べます。

IMG_1691.JPG

上から見ると
こんな感じです。

これは
2018年10年9日の自宅稽古の写真です。

火箸の代わりに
扇子を置いてます。

コロナと共に
成長が止まった自分を感じますわ。。(๑¯∇¯๑)。

IMG_1744.jpg

ちなみに
拝見の無いお稽古は
珍しいと思います ( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾

IMG_1704.JPG

Tさんは
拝見ありの「月点前」

IMG_1715.JPG

違いが楽しいです☆

IMG_1716.JPG

拝見の仕方も
お勉強になります。

IMG_1717.JPG

「茶箱」は
”棗、茶杓で瓶の蓋”
(棗、茶杓を清めたら、鉄瓶の蓋を閉める。)
を覚えておくと
苦手意識が薄くなります♬

ということで
この日も
楽しいお稽古でした(^^)♫




利休百首

ともしびに
陰と陽との二つあり
あかつき陰に よひは陽なり


前回の復習ですね。

行燈は陰なので
あかつき(陽)に使う。

短檠は陽なので
宵(陰)に使う。

陰陽
陽陰

ついでに
左が陽で
右が陰

反復して
覚えていかなきゃ!(^^)v




今日の空さま

爪、研ぎ研ぎ~
にしても
小顔なのか
巨体なのか
猫とは思えん 

IMG_1738.JPG

おまけの
見上げ空さま~♡

IMG_1746.jpg






五月が丘裏千家茶道教室
 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
 落合聿次(宗宇)自宅 
 水曜日  10:00~20:30 月3回稽古
 土曜日  10:00~17:00 月3回稽古


西区民文化センター裏千家茶道教室
 広島市西区横河新町6-1
 西区民文化センター 3階和室
 木曜日  15:00~20:30 月3回稽古


《月 謝》  
  月  額 : 6,500円
       (月2回稽古、月1回稽古)と指導者コース・初心者コースは別途相談
  水屋料 : 1,500円

《講師紹介》
落合先生2.jpg落合 宗宇 (茶道裏千家名誉師範)
うお座 O型
お茶は好きですが作法がどうも、と良く聞きますが習い始めると楽しいものです。
初心者の方、男女を問わず歓迎します。茶道の基礎からお茶席やお茶事の体験もできる講座です。
茶道指導者(七事式)コースもあります。お気軽にご相談ください。



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 落合聿次(宗宇) 
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