濃茶付花月之式 風炉 [お稽古]
|
|
|||||||||||||
20221022
落合先生のご自宅にて
お茶のお稽古でした。
玄関で
いつものごとく
手を消毒して
熱を計ります。
お花は
藤娘(フジムスメ)ホトトギス
野紺菊(ノコンギク)
鎌柄(カマツカ)
鎌柄って
こんなカワイイ実をつけるんですね。
床には
「喫茶去」
(きっさこ)
直訳すると
「お茶を飲んで去りなさい。」
(出直してきなさい。)
ですが
「去」を強調の助詞と解釈すると
「まぁ、お茶でもお飲みください。」
となるとか。
唐の禅僧・趙州禅師(じょうしゅうぜんじ)が
初めて来た人にも
以前にも来たことがある人にも
寺で働く人にも
「喫茶去」
と言われたそうな。
誰に対しても
分け隔て無く
「まぁ、お茶でもどうぞ」
言われたら
嬉しいですよね。
言えるようにならなきゃ。
と思いました。
そして
お花は
秋明菊(シュウメイギク)
こちらの床には
「万里無片雲」
(ばんり へんうん なし)
雲ひとつ無く晴れ渡った青空
空(くう)に徹した悟りの境地
深呼吸しました。
お花は
ホトトギス
野紺菊(ノコンギク)
紀伊上臈杜鵑(キイジョウロウホトトギス)
煤竹の花入が素敵です♡
さて
この日の
ご菓銘は「走り蕎麦」
ご製は多津瀬さんです。
さてさて
お稽古したのは
「濃茶付花月之式」
濃茶の後に
薄茶三服点てとなります。
付ものなので
亭主は正客に
「折据、お回しを」
と挨拶します。
札を見て
「月」「花」
と名乗ります。
「月」の札を引いた人が
濃茶を点てます。
「月」が
建水を持って立つと
同時に
「月」より下座の人は
繰り上がります。
柄杓を引いて総礼
「月」は
濃茶を点てて定座に出すと
一緒に順服するため
すぐに
仮座に入ります。
「初花」は
点前座に座ると
札を棚に置いて
先ず
棗を清めます。
そして
さきに
「月」がこすすぎしてくれているので
茶碗を少し手前に引き(忘れずに)
茶碗に湯を入れ
さっと捨てます。
(濃茶薄茶は先回し)
と
私が「二の花」で
茶入と棗の
置き換えをし
あっという間の
「仕舞花」です
今回
正客が「仕舞花」になりました。
花月では
「四客」さんは大変です。
折据を「仕舞花」に運び
また
回収に行きます。
茶碗が戻って
総礼
の後の座替わりです。
「濃茶付花月之式」には
道具の拝見があります。
正客が「仕舞花」なので
次客が
拝見を所望します。
「仕舞花」は 柄杓・蓋置
棗を荘り
建水を持って5歩下がります。
正客が「仕舞花」のときは
次客が
お道具の取り次ぎをします。
亭主が
道具を取りに出て
総礼
亭主が立つと同時に
連客は八畳に下がります。
と
今日も楽しいお稽古でした。
ついつい
お話しながらのお稽古になってしまうので(笑)
黙ってお稽古するお稽古をしました(笑)
出来たかな??(笑)
利休百首
いにしへは
夜会などには 床の内
掛物花はなし とこそきけ
利休以前には
夜会の時には
花も掛物も無かったそうです。
薄暗い灯では
小さな文字は見えず
花の影も煩わしいから。
とのこと。
利休以後は
大きな文字の掛物を選ぶとか
小さな文字の掛物は
手燭を持って
床に上がることが許される。
とかで
掛物を掛け
花は白い花なら
生けても良い事に
なったそうです。
なんだかんだ
全ては
お客さまの立場になって
なされたことのように
思います。
私は
薄暗いの大好きなので
手燭で掛物の字を読むのに
憧れます。
今日の空さま
たまにする
スフィンクス座り。
テレビを見てます。
動物もの
特に猫さんが出ると
テレビにくいつきます (^^)
五月が丘裏千家茶道教室
広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
落合聿次(宗宇)自宅
水曜日 10:00~20:30 月3回稽古
土曜日 10:00~17:00 月3回稽古
西区民文化センター裏千家茶道教室
広島市西区横河新町6-1
西区民文化センター 3階和室
木曜日 15:00~20:30 月3回稽古
《月 謝》
月 額 : 6,500円
(月2回稽古、月1回稽古)と指導者コース・初心者コースは別途相談
水屋料 : 1,500円
《講師紹介》
落合 宗宇 (茶道裏千家名誉師範)
うお座 O型
お茶は好きですが作法がどうも、と良く聞きますが習い始めると楽しいものです。
初心者の方、男女を問わず歓迎します。茶道の基礎からお茶席やお茶事の体験もできる講座です。
茶道指導者(七事式)コースもあります。お気軽にご相談ください。
《申し込み・お問い合わせ先》
落合聿次(宗宇)
Tel.090-4579-5199 携帯
Tel.082-941-1810 自宅
〒731-5101 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
E-mail: ochiai52@ms1.megaegg.ne.jp
コメント 0