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ご菓銘は「常世花」(とこよのはな) [お稽古]



五月が丘裏千家茶道教室 
区民文化センター裏千家茶道教室

20190515
落合先生のご自宅にて
お茶のお稽古でした。
令和初のお稽古です♪

お稽古していただいたのは
茶通箱です。
3月に
「茶通箱付花月之式」のお稽古をしていただいた時
自分の中に不完全燃焼のようなものを感じ(笑)
「茶通箱」としてお稽古していただきました。
おかげさまで
少し
スッキリしたような気がします☆

1.jpg

本日の
ご菓銘は
「常世花」(とこよのはな)
ご製は
「多津瀬」さんです。
柑橘系のさわやかな
お味でした♪

2.jpg

常世花とは、橘の花の異称ですが
なぜ
橘の花を常世花というのか
調べてみました。

『古事記』・『日本書紀』によると

垂仁天皇が
田道間守(たじまもり)に
常世国(とこよのくに)に渡って
不老長寿の秘薬である
非時香果
(時じく(絶えず)の香の木の実)
(ときじくのかくのこのみ)
を持ち帰れと命じました。

田道間守は常世国に渡り
10年の年月をかけ
非時香果を持ち帰りました。

そのとき既に垂仁天皇は崩御していました。

田道間守は半分の苗を皇后に献上し、
残り半分の苗を天皇の墓の入口に供え
嘆き悲しんで御陵の前で追死したそうです。

この非時香果の花こそが橘の花であり
常世国から持ち帰ったので
常世花と呼ばれるようになったらしいです。

ちなみに
常世国とは
外国を意味するそうです。
私は黄泉の国かと思いましたが(笑)

もう一つ
常世国とは
古代日本で信仰されており
海の彼方にあるとされる異世界であり
永久不変や不老不死、若返りなど
一種の理想郷を意味してたみたいです。

なんか
うつつから遠ざかってきましたね(笑)

ちなみに
万葉集の中で大伴家持(おおとものやかもち)が
「橘は 花にも実にも 見つれども いや時じく(絶えず)に なほし見が欲し」
(橘は、花が咲く時も実がなる時も見ていますが、もっと絶えず見ていたいものです。)
とうたっています。

ちなみに
ちなみに
大伴家持は、大伴旅人の子になります。

大伴旅人とは
例の令和の方ですよね♪

もしかして
「多津瀬」さん、
その辺も考えらたのでしょうか?♪♪♪

万葉のロマンを感じます♡


上記の内容は
諸説の中から私の好みでセレクトしたものです。
その点、ご了承くださいませ。



床には
「和敬静寂」

3.jpg

お花は
紫蘭(しらん)

小葉の髄菜 (こばのずいな)
です。

4.jpg

今日も
楽しい美味しいお稽古でした♪
ありがとうございました。


五月が丘裏千家茶道教室
 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号
 落合聿次(宗宇)自宅 
 水曜日  10:00~20:30 月3回稽古
 土曜日  10:00~17:00 月3回稽古


西区民文化センター裏千家茶道教室
 広島市西区横河新町6-1
 西区民文化センター 3階和室
 木曜日  15:00~20:30 月3回稽古


《月 謝》  
  月  額 : 6,500円
       (月2回稽古、月1回稽古)と指導者コース・初心者コースは別途相談
  水屋料 : 1,500円

《講師紹介》
落合先生2.jpg落合 宗宇 (茶道裏千家名誉師範)
うお座 O型
お茶は好きですが作法がどうも、と良く聞きますが習い始めると楽しいものです。
初心者の方、男女を問わず歓迎します。茶道の基礎からお茶席やお茶事の体験もできる講座です。
茶道指導者(七事式)コースもあります。お気軽にご相談ください。



《申し込み・お問い合わせ先》
 落合聿次(宗宇) 
  Tel.090-4579-5199 携帯
  Tel.082-941-1810 自宅
 〒731-5101 広島市佐伯区五月が丘1丁目20番28号 
 E-mail: ochiai52@ms1.megaegg.ne.jp


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